「スグリ君、元気にしているのかな……」
私は、スマホロトムに記録されていた写真を見ながら、思い出を振り返っていた。そこからでもわかるスグリ君の表情に私は胸が締め付けられる想いだった。暫く下を向いていると、スマホロトムが鳴り、クラベル校長からであった。
「カオリさん、今お時間よろしいですか?」
「はい、大丈夫です」
「実はですね……」
クラベル校長からの電話の内容は、クラベル校長の知り合いがブルーベリー学園の校長で、イッシュ地方にあるブルーベリー学園に私を交換留学生として、お迎えしたいという話だった。スグリ君に謝りたいと思っていた私にはスグリ君に会えるかもしれないチャンスは願ってもいないことだった。早速、私はグレープアカデミーに向かうと、一人の男性が立っていた。
「おや…君かな?カオリちゃんっという子は……」
「はい、私がカオリです」
「私がブルーベリー学園の校長である、シアノだよ。よろしくね…カオリちゃん。それじゃ、早速行こうか?」
「はい。わかりました」
「オッケー!それじゃ、レッツゴー!」
私はシアノ校長にブルーベリー学園に連れて行ってもらうのだった。
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