「私が行くわ…」
一番最初に名乗り出たのは、先程妹の可哀のない姿を見せられた来生泪だった。
「妹のことが心配なんですね。優しいお姉さんだ」
「一つ約束して、私が勝ち残ったら、瞳を返してくれると…」
「良いですよ。その代わり、分かっていますね?もし、負ければあなたも妹さんと同じ目にもしくはそれ以上かも…」
「仕方ないわ…瞳を連れて帰れないなら」
「良いでしょう。それじゃ、どうぞ…来生泪さん」
妹の瞳を助ける決意をした泪は、組織の男の部下に誘導されて、連れて行かれていた。
「さて、それじゃ、泪さんの対戦相手を決めないとね。もう、こちらから決めます。松本乱菊さん、あなたです。彼女を連れてきてください」
組織の男が部下に指示すると、乱菊の元へと向かっていった。
↑に続く文章を投稿して下さい
©2002-2024 PIPI's World 『投稿小説』 All Rights Reseved. | 投 稿 小 説 |