ジャイ子のペンネーム『クリスチーネ剛田』は今や薄い本の売れっ子だった。
特に男子をいたぶる場面の描写に定評があった。
「お兄ちゃん」ジャイ子が兄の乳房に手を伸ばした。「これで仕上げだからね。」
ジャイ子は、小さな艾(もぐさ)の固まりを少し舐めて、兄の乳首の上にひとつずつ貼りつけた。
「ジャイ子…それは…」
ジャイ子は返事もなしに、その艾のてっぺんに火をつけた。
次第に乳首に、強烈な熱が伝わる。
「ダメだ!熱いよ〜っ!」
両側の乳首から煙をたちのぼらせ、あえぐジャイアン。
「いいよ。お兄ちゃん、その表情いただきよ。」
あくまでも「絵師」として淡々と筆をすすめるジャイ子であった。
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