刺激がない、退屈。
陛下のそれは、きっと…。
エファナティカはかすかに表情を曇らせ、その隠し部屋の入口に手をおいた。
『おおお、良いぞカツマ。その調子じゃ』
「……」
一瞬、エファナティカの意識が飛んだ。
はしたなくも、耳を押し付けていた。
『カツマ、カツマ…そうじゃ…なかなかのものじゃぞ…』
『いつもっ、こっちが壊れるぐらいにっ、動くくせに…今日はなんでっ…』
『今日はそういう気分でな…ま、たまにはよかろう…良いのじゃぞ?カツマの好きにしても』
『じゃあ、パイズリで』
どかぁん。
『……すんまっせん。調子に乗りました』
『相手の身体的特徴を貶すのではなく、活用することを考えぬか…人の上に立つなら、大事なことじゃぞ』
『なるほど』
『わらわとルナテミスの身体は別物であろう?そこを楽しむのじゃ』
「へ、へ、陛下ーっ!な、何をなさっているんですかっ!」
気が付くと、エファナティカは隠し部屋の中に踏み込んでしまっていた。
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