宮野志保≠シェリー
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No.57
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その声に穏やかな優しさが含まれているように感じたが、私は決して顔を上げず沈黙を守り続けた。 彼の掌が私の頬を包み込んだ時、私は漸く顔を上げた。 部屋が薄暗い上に彼の長い前髪と黒い帽子が邪魔して、彼の顔色をはっきりと伺う事ができない。 私が暫し見つめていると彼は急に立ち上がった。その顔に嘲笑が浮かび上がっている。 「……1時間だけ、時間をやる。自分のこれからをどうするのか、しっかり考えるんだな」 彼は明かりの差し込むドアの向こうへ消えて行った。 一人取り残された私は、そのやけに黒いドアを見つめた。
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