PiPi's World 投稿小説

世紀末を生きる女傭兵部隊-投稿-

そんなティータイムを楽しんでいると、不意に無線のアラートが鳴る。直後、全員に緊張が走る。このアラートは緊急事態の時のみに鳴るからだ。

「はい、こちらハーメルンジャンクタウン支部」

先程の和やかムードとはうってかわって、真面目な表情で通信機で通話する通信兵。何度かの相槌を打ちながらメモを取り聞き逃さないようにする。そして通信を終えるとメモを持ってモニカの前に立ち報告する。

「隊長!ザリガ村の警備隊から連絡!ソニャ村がレイダーの集団から強襲!何名かの村人がこちらに逃げてきたようです!」
「ソニャ村?確か二年前に開拓してできたばかりのところね?」
「あぁ、まだうちとは警備の契約については交渉中の所だな。」

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