セーラー服と歩兵銃
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揚陸艦が着岸し、中から大量の敵兵をわらわらと浜に吐き出していく。しかしカトウは攻撃の命令を出さない。 「カトウ三佐、連隊長から通信です」 『カトウ三佐!!何をしている!?早く攻撃命令を出さんか!!』 通信機の向こうからカトウの上官である連隊長ホンダ一佐(大佐)の怒鳴り声がした。 「…まだです。敵は今の砲撃でこっちが壊滅したと思い込んで油断しています。敵兵が浜を埋め尽くした所で一斉射撃を喰らわせてやります」 先程までの砲撃戦とは打って変わって、海岸は不気味な程の静けさに包まれた。兵達は息を潜め、塹壕やトーチカの中にジッと身を隠している。その時 ズドオォ―――ン!! 一発の砲声が静寂を破った。大砲が残っていたのか…。だが浜はまだ半分も埋まっていない。揚陸艦を狙ったと思しき砲弾は命中せず、海の中に落ちて水柱を立てた。 「バカヤロウ!!誰だ!?撃ったのは!」 「あれは…連隊に一門だけ配備されている連隊砲ですね。おそらく連隊長が痺れを切らせて…」 「クソッ!!」 塹壕の壁に拳を叩き付けるカトウ。しかしもう遅い。 「仕方ない…攻撃開始!!」 「撃ち方始めぇ―――!!!」 たちまち激しい銃撃戦が始まった。
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