兵隊制度
-削除/修正-
処理を選択してください
No.33
┗
修正
削除
※残り修正回数=5回
ペンネーム
┗匿名さん
本文
兵士に文句を垂れる女軍医に、真ん中の軍医がたしなめた。 不健康なぐらいにやせ細ったその人物は、声からして若い男のようだった。 「そこの彼らがあんまり使えないようなら、囚人の代わりに実験台にすればいい。 今は戦時中だ。少しくらい兵士が行方不明になっても何の問題もない。そうだろう?」 男の軍医はそう言って兵士たちに同意を求めるが、彼らは顔を真っ青にして首を横に振るばかり。 口調こそ穏やかで優しいが、言ってることは冷酷・冷徹・冷血だ。 きっとこの男には犯罪者のルクスも、彼を連れてきた兵士たちも同じ実験台にしか見えていないのだろう。 男の言葉を受け、最後の1人・・・3人の中で最も小柄で年齢のいった軍医がおかしそうに不愉快な笑い声をあげる。 「ヒャッ!ヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッ・・・! まあそいつらをいじめるのもその辺にしといてやれい。 実験台になる囚人たちの代えはいくらでも利くが、わしらの身の回りの世話をやってくれる兵士はそうおらんのだぞ? 食事の支度なんてくだらないことのために研究の時間を削られたくはあるまい?」
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
戦争
>
兵隊制度
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説