セーラー服と歩兵銃
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「ですが、連隊長殿は許可してくださるでしょうか?方面軍司令部からも『死守せよ』との命令が出ていますし…」 「あの連隊長は絶対に撤退なんて許さないだろうなぁ…」 連隊長ホンダ一佐の性格を思い出してカトウは苦笑する。融通が効かなくて上からの命令には無条件で絶対服従する男だ。国防大学を優秀な成績で卒業したエリートらしいが、上官には持ちたくないタイプである。 「ちょっと借りるぞ」 カトウは何を思ったか、ハヤマ一尉の自動小銃を取り上げると、台尻で通信機を叩き潰した。 「あ!何を…!?」 通信兵が思わず叫ぶ。カトウはニッと笑って言った。 「通信機が破損し連隊司令部との通信手段を失った。現場の指揮官として戦線の維持は不可能と判断し、海岸の陣地を放棄して全員撤退を命令する」 「三佐、あなたという人は…」 ハヤマ一尉は半ば呆れ顔で呟いた。 「…命令違反です。発覚したら軍法会議モノですよ」 「ここで死ぬよりはマシだろう。ほら、銃返すぞ」 そう言うとカトウはハヤマに彼女の小銃を放った。
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