聖水を浴びる者
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No.69
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┗舞央
本文
野人の若者は編み上げた葦布を腰に巻き、ウサギや魚を捌くと焚き火で焼き始めた。 果実を摘みながら火の面倒を見ていると、いくつかの果実が檻の中に転がっていく。 肉の焼ける良い匂いに我慢できなくなったフィルは、その果実を夢中で貪っていた。 魚に焦げ目が付き肉が香ばしい色に変わった頃、若者は串を掴みかぶりついた。 ホクホクの魚の身は淡白ながら柑橘の汁が香り立ち、ウサギは弾力に富み肉汁が滴り落ちる。 ――これで塩があれば文句なしだったんだがなぁ。 一人の晩餐としては十分な食事を取ると、野人は横になって体を休めた。
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