龍の覚醒
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水龍の生い立ちは驚く程俺と似たものだった。 その一つ一つに耳を傾け、俺も自分がこんなにも饒舌に話しが出来ることに驚きながら、水龍に今までの総てを語った。 「え?…火龍、自衛隊に?」 水龍が驚きの声を上げたのは、俺が明朝の入隊を話した時だった。 「ああ、だから折角知り合えたのに、水龍と自由に会うことは出来ないと思うんだ…」 俺は出来ることなら一時も長く、水龍と居たかった。 誰かと"離れたくはない"という、始めた芽生えた寂しさにも似た感情に戸惑う。 「そんな顔しなくても大丈夫だ…俺はいつも火龍と一緒だよ。」 愛くるしい笑みを浮かべながら、水龍が身体を擦り寄せてくる。 俺は水龍の逞しい腕に身を任せながら、人前で始めて涙を落とした。
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