龍の覚醒
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俺の下に居る男の肉体も観察する。案の定、胸に刺青があった。抜け出る前となんら変わりが無いように思える。 先程の肉体変化が興奮した時に見た幻覚のように思えてきた。 しかし、現実だと俺には理解出来た。 俺の中に今までに感じた事の無い新たな感覚が生まれていたからだ。 まるで体に新たな部品が付け足されたようだった。 俺はその新たに出来た感覚とやらに意識を集中させる。 「ううぅ」 俺の体が赤く色づいて顔が竜に変じた。下で横たわっている男はそれに驚く事も無く、竜化してみせた。 竜の顔が突き合わされる。 俺は男の右横に降りて、元の姿に戻した。男も同じく元の姿に戻っていた。 とにかくどこから話して良いのか分からなかった。しばらく黙ったまま体を擦りつける。 しかしこのまま黙ったままというわけにはいかない。俺はとりあえず自己紹介をした。 男もそれに返した。 「俺と同じ名だ、俺も孤児院の前に捨てられていて龍という名になった」 名になった…という言い方に俺と同じ理由を感じた。 胸に竜の刺青があるから、それだけの理由。 親近感を感じたが同じ名というのは少しやりにくいと思った。
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