(ああ……これで、痴女にならなくて済むのね……)
実感がわいてくるにつれ、京子の中で晴也への想いが、ふくらんでゆく。
京子の喜びと感謝と慕情の瞳と、彼女を救えて安堵する晴也の瞳がたがいに見つめ合う。
根は清純なのだろう。晴也は京子の瞳の清澄さを見てとった。
カフェーの女給をしていただけあって、京子は結構な美人さんでもあり、見つめられた晴也も意識してしまう。
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