暴れん棒将軍
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「う…ううう…っ」 二人は座布団の塊と楓の上に落下した。 家竜はこんな時でさえ珊瑚をかばい、自らを下にして珊瑚を抱きかかえるよう落ちている。 家竜の胸から鮮血が流れ出し、舞台を血に染めていった。 無事だった珊瑚は家竜に刺さった短刀を引き抜き、思い切り振り上げた。 「家竜!! とどめじゃ!!」 「危ないっ!!」 藤兵衛が体当たりを食らわして珊瑚を跳ね飛ばすと、大二郎ががっちりと受け止める。 「くそっ!! 離せっ!!」 凄い力で暴れる珊瑚に手を焼いた大二郎は仕方なく当身をくらわした。 すかさず雅が家竜に駆け寄り、着物の裾を破いて縛り、とりあえずの止血を施す。 「家竜とねんごろな娘が何故このようなことを…?」 驚きの表情を隠せない藤兵衛が呟くと、後ろから高笑いが響いた。 「家竜よ!! この女は時宗様の幻術でお前を憎む心を植えつけられておるのだ!! 愛しい女に殺される気分はどうだ?!」 武姫が勝ち誇ったように叫んだ。 「ほおおぉぉぉぉっ!!!」 武将隊の五人は鋭い気合と共に全身に巻かれた縄を引きちぎる。 そして刀でこめかみを切ると、瀉血の要領で痺れ薬の回った血を放出した。
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