暴れん棒将軍
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No.539
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解説しよう。 ここで楓が使った縄術は、一種のロープマジックである。 自分の周囲に縄が張りめぐらされた時、相手はまず目の前にある縄から切断するものだ。 楓はそれを見越して、武姫らの前方にはダミーの縄を張り、後ろに本命の縄を張っておいたのだ。 本命の縄には、さらに痺れ薬に漬け込んだ小針が縫い付けられている。 武姫らが意識を失って動けなくなるのも時間の問題であった。 「おのれえええええっっっ!!! 小癪なくノ一めっ!!」 「八つ裂きにしてやるううううううう!!!」 武将隊の五人は口々に楓を罵ったが、がっちりと縄で縛り上げられ、痺れ薬が効き始めているとなっては手も足もでない。 「大二郎! 藤兵衛! 上様を早く櫓の上に!!」 「うむ、あいわかった!」 大二郎と藤兵衛は向き合って両手を組み、家竜の踏み台を作った。 「さあ、上様!」 「おうっ!」 二人の手の上に飛び乗る家竜。 「ふんっ!!」 大二郎と藤兵衛は渾身の力を込め、バネのように家竜の身体を空中高く放り投げた。
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