暴れん棒将軍
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No.535
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ゴゴゴ…。おおおおお…ッ!! その意外な仕掛けに観客たちがどよめいた。 珊瑚を乗せたまませり上がった舞台は、木の骨組みを露わにして櫓のようにそそり立っている。高さは十六尺(約5m)程であろうか? 大きさだけでなく様々な仕掛けが施された芝居小屋なのである。 「お主の望みはあの娘を救い出すことであろう? ならばひとつ賭けをせぬか? 我らからあの娘を取り戻せばお主らの勝ち。それを防ぎ通せば我らの勝ち、お主の命をいただく。如何かな?」 「おもしれえ。乗ってやろうじゃねぇか。男に二言はねぇだろうな?!」 「無論だ。我らが欲しいのはお主の命だけ。お主が勝っても負けても、そこな娘とお主の配下は見逃してやろう。だから安心してかかってくるがよい」 時宗はそう言うと、後ろを振り返って武将隊の面々に目配せをした。 これは、 (どうせいつでも殺せるのだから、手心を加えつつ適当に遊んでやれ) …という合図でもあった。 「じゃあ商談成立だな。いくぜっ!!!」 チャキッ!! 家竜がぐっと前に進み出ると、大二郎が、藤兵衛が、雅が、楓が、手に持った刀を構え直した。
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