暴れん棒将軍
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ドォン! ドォン! ドォン! ベン、ベン、ベン、ベン! 腹に響くような野太い太鼓の音が打ち鳴らされ、三味線の音が響きわたる。 再び緞帳が開くと、舞台の上には楽器が何もなかった。 何処からかもうもうと白い煙がたちこめ、色とりどりの提灯の灯が妖しく輝いている。 「これは奇っ怪な…。楽器もないのに音だけが響くとは…!」 大二郎が首をかしげると、藤兵衛が唸った。 「多分、舞台の下に地下室があり、そこで演奏しているのであろう。南蛮渡りの『晏譜』(あんぷ)や『抄秘異化亜』(すぴいかあ)を使ってな…」 「ふっ。最後に出てくる連中は、一体どんな芸で俺を楽しませてくれるんだ?! 見せてもらおうじゃねぇか!!」 家竜は腕組みしたまま不敵に笑う。 「いよっ、真打ち!! 待ってましたぁ!!」 「俺はもう待ちきれね〜ぎゃ!! はよ顔を見せてくりゃ!!」 「きゃ〜!! 武姫様〜!! 小姫様〜!! 舜姫様〜!! 十姫様〜!! 半姫様〜!!!」 客席は皆総立ちで出迎え、同時に大歓声が巻き起こった。
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