暴れん棒将軍
-削除/修正-
処理を選択してください
No.376
┗
修正
削除
※残り修正回数=3回
ペンネーム
┗組長
本文
「ふ〜・・・どうやら上手く逃げられたようだな・・・」 家竜は周りに追手の気配が無い事を確かめると、そう言って不敵な笑みを浮かべる。 「竜吉さん・・・何の関係も無いアンタがワザワザ助けに来てくれるなんて・・・本当にありがとうございやした」 お蝶は深々と頭を下げる。 「なあに!イイって事よ!ま、アンタにゃ一宿一飯の恩義ってもんが有るからな!」 家竜にとってこれ位の騒動は日常茶飯事だったし、何より女好きで意外と正義感の強い彼には、お蝶のような美女が陰謀に巻き込まれ処刑されるなど、絶対に許せない事なのだ。 「それにしても他の奴等は無事に逃げ切れたのかね?」 刑場での捕り物のドサクサに紛れて、お蝶の腕を握ったまま闇雲に逃げ出したので、何時の間にか藤兵衛や大二郎や組の連中と逸れてしまったようだ。 (爺さんは大丈夫だと思うが、大二郎の奴は要領悪いからな〜・・・案外捕まっちまってるかもな・・・)
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
時代物
>
暴れん棒将軍
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説