暴れん棒将軍
-削除/修正-
処理を選択してください
No.333
┗
修正
削除
※残り修正回数=4回
ペンネーム
┗匿名さん
本文
(困っている命の恩人をほっといて自分だけ逃げろってか? そっちこそふざけるな!!) (お前の仕事は征夷大将軍としてこの国を安寧に治めることじゃ! 人助けをして回ることじゃないのじゃぞ!!) (それに上様。明け方、縁側に小石にくるんでこのような置き手紙が残してありました…) 大二郎は黙って小さく折りたたんだ手紙を渡す。 家竜がこっそり開けてみると、それは楓からのものであった。 学のない楓らしい金釘流の拙い文字でこう書いてある。 『うえさま そんなおんなにでれでれしてないで はやくさきをいそぎませう つぎのしゅくばで みやびといっしょにまっています』 (ほれ、楓ちゃんもこう言うとるじゃないか! 目先の感情に溺れるな家竜!) 藤兵衛が厳しい表情で囁いた。 (しかし…お師匠!) 三人が顔を突き合わせてぼそぼそ言い合いをしていると、お蝶が再び口を開いた。 「いいんですよ。今のお話はお忘れ下さい。これはあたしらの仕事でございます。お客人にご迷惑をかけるわけにはいきませぬ」 「し、しかし…」
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
時代物
>
暴れん棒将軍
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説