暴れん棒将軍
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No.332
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お蝶の話はこうである。 清水一家は代々この地に居を構える侠客で、律儀に庶民を守る任侠道を貫いている。 しかしここ数年、甲州から進出してきた黒狗の駒蔵一家が縄張りに手を出してきたことから抗争が起きていた。 二年前。お蝶の夫・長次郎が流行病で亡くなってからは、悪代官と結びつき利益をむさぼる駒蔵一家に押されて清水一家の縄張りは減り、子分たちも減る一方なのだった。 「そういう事情でしたか…」 藤兵衛が深く頷いた。 居間に通され、清水名物のお茶をすする三人。 「じゃあ、俺が駒蔵一家に行ってそいつをぶっ飛ばして…むぐぐっ!!」 家竜は思わず立ち上がってそう言いかけたが、両脇から二人が取り押さえた。 (上様! またここで無駄な騒ぎを起こすおつもりですか?!) (何度言ったらわかるんじゃ! いくらワシが水戸のご隠居を気取っても、全国津々浦々の悪党を退治して回るわけにはいかんのじゃ! お前には家虎との決着をつけるという大事な使命があるじゃろが!!!)
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