吉原遊郭〜胡蝶亭艶聞〜
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美津が読んでいた書物に再び目を戻そうとした所、再び襖がスッと開かれて、今度は光次郎が現れた。 「美津、今戻った」 「これは旦那様、お帰りなさいませ。誰かを知らせに寄越してくだされば玄関までお出迎え差し上げましたのに…」 「なあに、気にするな。それより今さっき、お染とお花が連れ立って嬉しそうに廊下を駆けて行ったが、何かあったか?」 「別に何もございませんよ。ただ、同じ年頃の子供と会えて嬉しいんでしょう」 「まあ、あいつ達の歳を考えればなぁ…」 光次郎は羽織を脱いで美津に手渡し、やや憂いを帯びた表情で呟く。 「…いくら目的のためとはいえ、あんな童女にまで遊女の真似事をさせるとは、我ながら非道い事をしている…なぁ美津、俺は死んだら地獄へ堕ちるだろうなぁ…」 「旦那様が地獄へ堕ちるんなら私も喜んでお供いたしますよ…」 そう言うと美津は光次郎の着物の裾から右手を差し込み、股間に這わせる。 「おいおい、美津。よさないか、こんな日も高い内から…」 「でも、旦那様のコレが欲しくなってしまいました…良いでしょう?」
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吉原遊郭〜胡蝶亭艶聞〜
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