吉原遊郭〜胡蝶亭艶聞〜
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あまりに現実味の無い話に半ば呆然としていると、美津がパンパンッと手を叩いて声を上げた。 「お染、お染はいるかい?」 「はい、ここに」 襖が開いて入って来たのはお花と同い年くらいの少女だった。 お花よりも少し背が高く、凛とした気の強そうな瞳…お花とは違うタイプだが、やはりパッと人目を引く美少女である点は同じ。 将来は見目麗しい美女となるだろう。 美津は言った。 「お花、これはお染。お前と同じ禿だよ。お染、喜びな。お前に妹分が出来た。お花だ。先輩として色々教えてやるんだよ」 「は…はい…!」 お染と呼ばれた少女は嬉しそうに頬を紅潮させて答えた。 「よ〜し、お花!ついといで。店の中を案内してあげるよ」 お染はお花の手を取り、部屋を後にした。 「…はい!よろしくお願いします!」 お花も先輩とはいえ、こんな所で同年代の少女に会えた事が嬉しかった。 そんな二人の後ろ姿を美津は微笑ましく見つめていた。
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