暴れん棒将軍
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No.194
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****************************** 「うう…む…」 「上様! 良かった。気がついたんだね?」 顔に差し込む朝日で家竜は目覚めた。 気がついた場所は布団の上だ。見れば楓が心配そうにのぞき込んでいる。 「ここぁ…一体どこだ?」 「…心配したんだから!! ここ…大岡忠成様のお屋敷。上様は丸二日気を失ってたんだよ」 生来の気性で言葉少なではあるが、楓は家竜の顔をじっと見つめ、何やら涙ぐんでいるようではある。気づかれまいとしたのか、楓は下を向いて鼻を押さえた。 「そうか、すまなかったな」 隣の布団を見ると、雅が寝かされている。 顔、腕、腹部といたるところに包帯が巻かれており痛々しい姿である。今は眠っているようだ。 「上様! お気づきになられましたか!!」 どたどたと大きな音を立てながら、秋山大二郎がやってきた。右肩に巻かれた包帯が動きにくそうだが、いたって元気そうだ。 「なんだお前、騒々しいな。こちとら怪我人だぞ! もう少し静かにしろ!」
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