暴れん棒将軍
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生死が交錯した一瞬の後、再び長い長い沈黙が訪れた。 「家竜?! 父上っ?!」 雅が気配を探りながら草むらから必死に叫んだが、それに答えるものはなかった。 あまりの局面に、周囲に控えていた裏柳生の面々も言葉がなかったのだ。 一体どうなったのか?! 二つの影はそのまま微動だになかった。 家竜の頭部に振り下ろされたはずの巨大な木剣は、真っ二つにされていた。 渾身の力を込めた家竜の真向唐竹割が斬り裂いたのだった。 刀はそのまま手元まで伸び、木剣を持つ厳徹の指までもことごとく両断していた。 両手の親指は根元から、その他の指は関節の途中から切り落とされていたのだ。 厳徹の両腕からどさり…と木剣が落ちると、鮮血が噴き出した。 「ぐぬぬぬ…。家竜ぅ〜!! よぉくもぉぉぉぉ、やってくれたなぁああああああ!!!!」 地獄の底から湧き上がるような厳徹の咆哮が響き渡る。 「はっ! これで俺の勝ちだ!! 手前はもう剣士としちゃお終いだ! あきらめな!」 家竜はそう叫ぶとその場にがっくりと崩れ落ちた。 「殺すっ!! 殺すっ!! 殺してやるううううッッ!!!」
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