暴れん棒将軍
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「くっくっく…。奴らも用意周到なつもりだったろうが、ひとつだけそろばん勘定が狂ったな。思惑違いはここが船越屋の寮だったってことだ」 家竜は床下の暗闇を走りながらほくそ笑んだ。 そう。 ここは家竜らが半年前に踏み込んで大捕物を繰り広げた屋敷だったということだ。 荒れているとはいえ、屋敷の間取りも、抜け荷をこっそり運び出す秘密の抜け穴の場所も全部知り尽くしている。 あとは抜け穴に潜り込み、敷地の中に引き入れてある川に逃れる…というのが楓の描いた脱出計画だったのだ。 しかし、気がつくと後ろに雅がいない。 はっとして家竜が立ち止った時、雅の声が響いた。 「お前達は先に逃げろ! 私はここで戦うっ!! 父上に会って聞かねばならんことがあるからな!!」 雅は襲いかかかる刺客達を次々と斬り捨てながら叫んでいた。
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