暴れん棒将軍
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No.178
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敵を迎え撃つために庭に出ようとした瞬間だった。 ばんっ! ばぁんっ! ばぁぁん…っ!! 突然、周囲から大きな音が鳴り響いた。四方の襖が、次々と吹っ飛んで倒れてゆく。 奥の座敷は、たちまち見通しの良い大広間と化した。 家竜達を遠巻きに囲む黒い影の群れ。忍び装束に身を包んだ裏柳生の精鋭達だった。 彼らの行動は家竜の予想を超えて迅速だったのだ。 それぞれが刀を抜くと腰だめに低く構えた。じりじり…と包囲網を狭めてくる。 三人は刀を構えたままで背中合わせに固まった。 このまま四方から刺し違え覚悟で突っ込んでくるつもりなのだろう。 その後ろにはもう一陣が刀を振り上げて構えている。例え第一陣をかわしても第二陣が続けて襲いかかるつもりなのだ。 「どうやら、そう簡単には問屋が下しちゃくれねぇようだぜ!」 家竜は自分の考えが甘かったことに苦笑いをしながら言った。 「…上様。ここはあたいに任して…」 楓はそう言うと、続けて小声で何か呟いた。
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