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自分の置かれた状況が全く把握できない。なぜこんな所に居るのか?誘拐でもされたという事なのか? 不安ばかり募っていく中、不意に部屋の扉が開かれた。 入ってきた人物を見て修司は驚く。それは自分と同じ顔をした人物であったからだ。 違う点があるとすれば、向こうの方がやや年上に見えるというくらいか。 彼は修司の存在を認めると少し驚いた表情を浮かべる。 「まさかもう目覚めるとは…。思ったよりも早かったな」 相手は自分の事を知っていたようだ。しかしこちらは全く見覚えがない。
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