ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
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No.168
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「匠さん」 香澄ちゃんは言葉を続ける。 「匠さんと私の家庭の間には、紛れもない格差があります」 「わかってる」 「でも、私は、匠さんのご家庭が大好きになりました。明らかによそ者の私を、素直に受け入れてくれた人は、たぶん人生で初めてです」 ほう。 「他人は、私の育った環境を、私の一族の存在を、そして私を、好奇と畏怖の目で見続けてきました。私には、たった一人の友達さえいません。それでも、こんな私を、愛してくれますか…?」 「…言ったろ?」 香澄ちゃんははっとして、僕を見た。 「僕も香澄ちゃんのことを本気で愛しているんだ。それに、恋愛に格差なんて存在しない」 「た、匠さん…」 香澄ちゃんの、涙腺の堤防が決壊した。 僕の胸にすがり付いて、嗚咽を漏らす香澄ちゃん。 そんな香澄ちゃんを、頭と背中を撫でてあやしながら、ゆっくりとベッドに寝かせる。
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