妹たちを
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それに気付いた二人は駐車場に停まっている車に向かって駆け足で向かった。 息切れをしながら二人は後部座席へと飛び乗った。 「ひどいですお兄様、か弱い乙女達を置いて行くなんて」 「いや…ついてっきり歩いてマンションに行くのかと思って、先に帰ろうと思っただけだよ」 「見知らぬ土地で子供達だけで、目的地に着けると思ったのですか?」 「方位磁針と地図があれば、大概人は目的地に着けると思うけど…」 「乙女の脳は地図が読めない構造になっているのですよ、例え数メートル先の直線でも迷う事になるのです!」 妹達と浩二の話を聞いていたメイドが笑いながら話しかける。 「賑やかな会話の中、申し訳ありませんが帰宅させてもらいますね」 「ああ…お願いします」 「ハァ…、せっかく会えたお兄様が、こんなに冷酷無慈悲な人だとは心外です」 「そうですね、こんな血も涙も無い人とこれから一緒に暮らすとなると私達の今後の先行きが不安になります」 散々な言われようの中、浩二自身は(もう少し淑やかな子を期待していたのにな…、何かハズレくじ引いた感じだな…)と、思いながら窓ガラスから外の景色を眺めていた。
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