恭一が引っ越してきてから三カ月ほどたった頃だった。ようやく生活のリズムが掴め、だいぶ落ち着いてきたある晩のこと、部屋のドアがノックされた。
「あの…隣のものです」
恭一は飛び起きた。時計を見ると午前二時を回っている。
こんな時間に一体誰が?非常識にもほどがある。
そう思いながらも、恭一は恐る恐るドアを開けた。
そこには見ず知らずの中年男が立っていた。ガタイがよく浅黒い肌が印象的だ。
恭一は戸惑った。こんな男、隣に住んでいただろうか?
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