「いやん…もう弄っちゃダメ、おかしくなっちゃうー」
彼女は自分の股に手を伸ばして抵抗した。
もっと彼女を弄り回したい衝動はあるが…魔力の限度もあり、下手に行為続けると現実世界に戻るのに時間が掛かってしまう為、一旦ここでお開きにしようと杉本は考えた。
彼は手を軽く振ると、魔法効果で彼女と…その周辺の汚れを綺麗にさせる。
「服を着ろ、元の世界に戻るから」
「あ…はい」
陽葵は体操服を着込み、軽く髪を撫でる。
杉本もズボンを穿き身だしなみを整える。
元の世界に戻る前に彼は、人差し指を彼女の額に当てる。
「今日の思い出は、また…別の機会に語ろう」
「え…?」
陽葵が返事をした瞬間、彼女の記憶から性行為した箇所だけを消し去った。
記憶を取り除かれた陽葵は、自分が何をしていたのか頭の中で理解するのに時間が掛かった。
気付くと、体育倉庫の扉が開いていて、まぶしい日差しが目の前に広がっていた。
「あれ…私は?」
「ちょっと扉が壊れて開かなくなっていたんだよ」
目の前には結菜の姿があった。
「先生、家瀬さん大丈夫ですか?今…扉が閉じていたんですよ」
「大丈夫だよ」
杉本は笑顔で言う。
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