アンシャンドの言い方に不信感を覚えたのだろう。
ジュアンは続ける。
「もしそれが本当だとしても、どうして僕達にそんなことが出来るのかを具体的に説明して頂かないと」
ジュアンの口調にはアンシャンドに対する不信感がありありと表れていた。
俺達にとってアンシャンドは初対面なのだ。信頼関係など全く無い状態なのに、いきなりこんな事を言われたら警戒するのが当たり前だ。
アンシャンドもそれを察したらしい。
「分かった。もう少し信頼関係を築かなければならないな。まずはお前達にこれをやろう」
アンシャンドは懐から小さな袋を取り出して、俺達に渡した。中を開けると色とりどりの宝石が入っていた。
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