3人で携行食を回収し、しばらく森の中を歩いた。
1時間近く過ぎたあたりで、茉莉がまず気づいた。
「何の音かしら」
「何も聞こえないけど…」
「いや、微かに聞こえる。あっちだ!」
秀仁は自分たちの進路のやや左前方を指差す。
「一応、確認した方がいいと思う」
「そうね、行きましょ」
少し進むと、3人とも遠いながら音を拾い切れるようになった。
「これって…銃声?」
「撃ち合い?そんな…」
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