考えられるとすれば、健二の姉の件とこの問題がリンクするかもしれないと直感したのかもしれない。
あの野性的な本能の持ち主の鉄也だがら、あり得ない話ではない。
「色々繋がってきたが、後一つピースが足りないな」
敦は考え込みながらそう呟く。
「由佳理さんのクラスを裏で操っていた人がバックに近い人なのかしら」
「ああ、そうだな・・・恐らく朝比奈小百合は俺が考えてた以上に食わせものだな・・・あれがバックと繋がってるのだろう」
一希の問いに敦がそう答える。
何となくだけど見えてきた。
そして思ったよりも厄介かもしれない。
「亜美、慧にドラッグのルート探らせてくれ・・・そこが奴らの尻尾だろうしな」
「はい、ちょっと大事になりそうですね」
亜美の返事に敦も頷く。
これは敦と一希の家の力だけでなく警察や政治家まで絡んでくるかもしれない・・・
流石の敦とは言え、思った以上の大事に緊張してしまうのを感じていた。
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