そうして、4人は最初の飛行機に乗る。
日本からセクロスへの直行便は無い。そのため、まずC国へ向かい、そこからセクロスのフラッグキャリアに乗り換えるのだ、ということだった。
2人掛けの席は、邦夫が窓側で渡部が通路側、その後ろに陽芽と真琴が座った。
邦夫には、セクロス首都と、セクロス東部の都市を訪れる行程表が渡されていた。
渡部は離陸して飲み物が出るころに小声で言った。
「イテスデン…セクロス東部の都市には、私と伊藤様二人で訪れます。女性陣は、首都で二泊三日なんです…伊藤様に、簡単なミッションを、お願いすることになります」
「え…ミッションですって…」
そのような説明は聞いていない。
「危険はありません。ただ、カメラを身に着けて動画を撮っていただく、ようなイメージです」
↑に続く文章を投稿して下さい
©2002-2024 PIPI's World 『投稿小説』 All Rights Reseved. | 投 稿 小 説 |