だがもう我々にはヤツラと戦う気力も体力も無い。
今、物置小屋に身を潜めてこれを書いている。
外からは女子供の悲鳴と悪魔共の奇声が聞こえる。
私が見つかるのも時間の問題だろう。
結局なぜヤツラが我々を敵視していたのかは最後まで分からず終いだった。
私の死後、もしこの日誌を見つけて読んだ人があれば、悪い事は言わない。
今すぐこのアルディアの地から立ち去れ。
ここは人の住むべき土地ではないのだ。
だからノーマンズランド
悪魔 来
殺
死
サヨナラサヨナラサヨナラサ…(以降、判別不能)
※ ※ ※
『……日誌はここで終わっています』
『『『……』』』
ロレンツも、彼の部下の海兵達も、誰も言葉が無かった。
なぜなら彼らアルディア開拓団も、十年の時を経て今まさに似たような道筋を辿っていたからだ。
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