私には、そういう男臭い話は、よくわからない。私は少し羨ましいと思った。
「へえ、じゃあ、もう部屋割りは決まりかけてるんだね」
「まあな。そういえば、エリカはどうしてここに来たんだよ。いつもなら教室に残ってるのに」
「んー、ちょっとね……」
「エリカも、なんか考えること、あったの?」
「うん、何か、やっぱり、君と同じように、ちょっと理解しにくい、後輩女子に会ってね」
「ふぅ〜ん……」
「……なんとなくだけど、ちょっと苦手かも……その子」
私はあの時、あの瞬間を思い出して言った。
『あ、あひぃいっ!♪ だめぇぇ!♪ こんなぁぁあぁっ!♪』
「ええっ?」
「あ、いや、その子、そんな声出してたんだ」
やがて、夕日は沈んでゆき、私とミョン君は寮に戻っていく。
マヤちゃんと、どんな顔で会えばいいんだろう…
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