性先進国
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「はあ…」 何だか上手くはぐらかされた…というか、かなり強引に話を終了させられたような気がしてならなかった。 聖職者という人々が本当に心の底から神を信じているとすれば、彼らの思考はある一定以上の水準には決して及ばないのだろうな…とアレクセンは思った。 神様がそうなさった事なのだから…。 教官は言った。 「話を戻そうか、アレクセン。君は君の母親に対して、どうしてもらいたいね?」 「はあ…?」 アレクセンは困る。 今さら母親に対して望む事など何も無かった。 愛して欲しかったのではないかという問は肯定したが、唯一の肉親である母親と離れて暮らすようになって既に久しい彼は、愛というのは一方的に与えられる物ではなく、相互に与え合う中で育んでいく物である事を、同級生達との付き合いの中で既に理解していた。 他国の同年代の青少年達に比べてかなり成熟した人間観だが、これもシタルネン教育の賜物と言えよう。 その是非はまた別の問題である。
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