独裁者の後宮
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女の言葉にジョンはうろたえ、ミレイユとレオナは呆然とする。 険しい表情となったメイリアは、女を睨みながら言う。 「メアリー・ルクレール・エスタニア公女と呼ばれる方は、30年前の遊覧船事故で父である当時の王弟フィリップ・ルクレール大公と共に事故死した筈・・・そんな亡霊の名を今更聞くなんて思いもしなかったわ!」 睨みつけるメイリアに対して、女は平然としていた。 「ええ、公式文書ではそうなってますわね・・・エスタニア共産党のテロに見せかけた、王国強硬派の起こした事件でしたわ」 彼女の言葉にメイリアの表情が更に厳しさを増す。 「あなた・・・『それ』を知っているってどういう事?・・・そして、今更それを言ってどうするつもり?・・・」 「さあ?、それは“あのお方”にお聞きになってくださいな・・・国王陛下の愛人様」 女の言葉にメイリアが低く呻く。 内容は殆ど分かってないが、ジョンは流石に心配してメイリアの背中にそっと手をやる。
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