ノーマンズランド開拓記
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「はい、ただ城壁だとすぐには作れません」 そう答えたのはアスファルティア王国軍の軍服に身を包んだ若い将校だ。 彼は工兵少尉のキース。 クラウスが信頼する一人で、工兵のスペシャリスト。 工兵は戦場において陣地の設営や塹壕の建設を行う。 キースはつまり土木の専門家であり、開拓団で最も重要かもしれない役目だろう。 そのキースがクラウスの意図を察知し答える。 「城壁は時間がかかりますが、まず港湾施設の周囲ぐらいなら早急にできるでしょう」 幸い建築物の材料となる煉瓦を作れる土は豊富であったので、キースの指揮で既に煉瓦工房が稼働していた。 それで港湾施設や城壁は作れるし、しっかりした港湾施設ができれば開拓民を安心させれるだろう。 「あとは問題は農地だな」 「それに関しても一つ方法がありますよ」 クラウスの言葉にキースがニッと笑う。 「農地の周りにまず塹壕を掘って、少しずつ土塁にするんです」 アスファルティア軍は、軍の主力が銃兵である。
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