独裁者の後宮
-削除/修正-
処理を選択してください
No.90
┗
修正
削除
※残り修正回数=4回
ペンネーム
┗匿名さん
本文
そこまでの装備を集める資金が旧王国派にある訳がない・・・ それはメイリアが一番よく分かっている。 なら、これは一体何だ? 彼女達の装備は最新鋭であり、これは諸外国・・・ それもかなり大国が絡んだ話であろうか・・・ 優秀な政治家でもあったメイリアの美しい眉が歪む。 彼女の愛した国が、己達の愚かさだけでなく他国の介入で混乱するのは我慢ならなかった。 これでは何の為にホセとクーデターしたのか分からない。 「旧王国だろうが何であろうが・・・他国に国を売る行為は許せないわ・・・例え殺されようがそれだけは交渉の余地はないわ」 膨らんだお腹にそっと手を置きながらも、彼女の表情はかつての共和国首相の威厳を取り戻していた。 ホセやジョンは暴君とも言えるが、彼女はそれを支え貧しいながらも国民の大半を餓えさせる事はなかった。 それは、かつての最貧困だった旧王国よりも暮らしやすく、それが故に大統領が暴君でも国家が維持できていた訳だ。 「我々の目的もまた国家の為です、メイリア・カルロス首相・・・いえ、メアリー・ルクレール・エスタニア公女殿下」
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
その他
>
独裁者の後宮
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説