独裁者の後宮
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「それがそうでもありませんのよ。検問所はあれど、兵士達は慣れない状況でてんやわんや…運転手の免許証を提示させられただけで、特に何の取り調べも受けませんでしたわ。おかげで私達、国道を通って堂々と首都市内に潜入して閣下方をお連れする事が出来たのですわよ」 「何て事だ…我が軍ながら情け無い…」 ジョンは嘆息した。 一方、ミレイユはレオナと何やら話し合っていた。 「ねえねえ…このゲリラって何派なのかしらね?」 「たぶん…王党派の一派だと思うわ。あのリーダー格の女、見覚えがあるもの…」 諜報部長であるレオナは国内の反政府組織の勢力図と主要人物を一通り把握していた。…というのも反政府ゲリラ組織は複数あるからだ。最大の勢力は10年前の革命時に国外へ脱出し処刑を免れた旧エスタニア王国の王族と遺臣達による『エスタニア愛国同盟』、二番目は革命後は危険思想として弾圧を受けていた“エスタニア共産党”の作った『エスタニア人民戦線』である。
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