奇跡の男と牝奴隷たち
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ジョルジュとマイリスは、夕方になっても骸骨の列がまだ通り過ぎないので、狼が自分たちのほうにやって来ないか警戒しながら、その場で野営することにした。 心配するマイリスを眠らせ、ジョルジュはたき火の火を絶やさぬようにしながら朝を待った。 翌日、朝日が昇る頃には、骸骨の列は移動してもう見あたらなかった。 「マイリス、急いでここを離れよう」 骸骨と戦って殺された狼の死骸が転がっているそばを、二人の乗った馬が走り抜けた。 「水とパンだけならあるよ。あんたら、どこから来なすったのかね?」 ここで吟遊詩人ディオンは二人に、その宿場街よりも南にある村や街から来たと言うように、と教えておいた。 「そうかね。……お代は先払いで頼むよ」 酒場の客は、ジョルジュとマイリスしかいない。 「自分たちの居住地より北から来た客には、一杯の水も売ってくれない店まである」と吟遊詩人ディオンは、旅の途中で見かけたことを二人に話した。
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