龍の一族
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そして村を出て三日後、和人と日向は国府のある街に着いた。 「さぁさぁ!寄ってらっしゃい見てらっしゃい!」 「お安くしときますよぉ〜!」 「あ〜ら素敵なお兄さぁん♪ウチで遊んでかなぁ〜い?」 街は堀と城壁に囲まれていて、中は活気に満ちていた。 街道沿いにあるため市場に商人達が集まり、この地方の交易の拠点になっているという。 街の中心には更に堀と城壁で隔てられた区画があり、兵士達によって守られていた。 「和人殿、あそこが国府だ」 「つまり県庁ね…」 「そのケンチョウ…という組織がどのような物なのかは知らぬが、国府は地方の行政府であると共に軍の駐屯地でもあり、罪人への裁きも行う」 「じゃあ県庁と裁判所と自衛隊の基地が全部一緒になっているような物か…。そのトップの国司ってのはよっぽどエラい人なんだろうな…」 「いや、国司は高位の貴族の子弟で都から任期付きで派遣されて来ただけのボンクラ…もとい、特別に武や才や智に長けている訳ではない普通のお方だ。今の国司様も政(まつりごと)よりも任期を終えて都に帰る時の事ばかり考えておられる…」
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