ノーマンズランド開拓記
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No.58
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ルークはある事を考えていた。 「開拓事業にある程度の目途が立ったら三隻の船の内の一隻を本国への使者として送ろうと思うんだ……」 ルークの意図を察したクラウスが応えて言う。 「本国からの更なる支援を頼むためですね……そのためには一定の成果が必要という訳ですな」 「そうだ。その目途として先住民との協力関係の構築を一つの目標にしようと思うんだ」 「それは……一体いつの事になるんですかねぇ……?」 「確かに楽な事ではないだろう……だが先住民との関係が危うい状態で使者を送り出せば、それを知ったラスルティアの残党が黙ってないだろう」 ラスルティア王国はルークの母親が嫁いだ国で今はアスファルティア王国の領土の一部である。その経緯から未だにラスルティア人はアスファルティアに対して良い感情を抱いておらず、一部の過激派は地下で抵抗組織を作って祖国の再独立を目論んでいる。 目的のためならば手段は選ばないような連中だ。 もしも今は亡き王の忘れ形見(ラスルティアではルークはラスルティア王の子に違いないと、まことしやかに囁かれていた)が異境の地で蛮族に襲撃されて命を落としたとでもいう事になれば……。
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