奇跡の男と牝奴隷たち
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これに反論できる群臣はいなかった。 本来であれば、王国と各公主が天災にあった西公領への復興資金の援助を行うべき、という提議の代案として東公主リシャールは王国の西公領に対する減税を上げているからであった。 反論すれば、王国から貴族たちは援助金を徴収されかねない。また北公主ヴァイナモ、南公主イグナート、どちらも宮廷会議に出席していない。宮廷会議でどのような決議があれど、その決議に同意して従うかどうかは自分たちで判断する、という態度なのである。 宮廷の威信は五大連合国として樹立した時代と比べるならば、天と地ほどの差がある。 西公領の首領オーリッサの崩壊は王国の国営資金の供給という意味では痛手ではある。しかし、崩壊前の納税を今すぐ求めることは不可能であると東公主リシャールは実際に視察して発言しているため、他の群臣たちよりの発言にはない強さがある。 疫病という王立神聖教団の情報から、他の群臣たちは警戒して、自分の目で現地の状況を視察していない。もしも、他の群臣たちが商業ギルドの首領イラベラほどの行動力があれば、東公主リシャールが宮廷会議を仕切ることは難しかっただろう。
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