堕天使の成長
-削除/修正-
処理を選択してください
No.53
┗
修正
削除
※残り修正回数=5回
ペンネーム
┗黒丹
本文
「さて、これでいいわ」 そのゼリー状の物体を掴んだ杏梨がなにやら呪文のようなものを呟くと、それは沸騰したように湯気を出しながら消える。 その不思議な現象を見ながらクロエは杏梨に尋ねる。 「その力は・・・私は・・・一体・・・」 「そうね、有り体に言えばクロエちゃんと莉音は天使なのよ、以上」 拍子抜けするぐらい簡単に結論だけ言う杏梨。 莉音も脱力しながら杏梨に食って掛かる。 「そんなの説明じゃないでしょ!!」 「あ、そうね・・・二人は詳しく聞きたい系?」 普段から割と適当な人だけど、流石これは莉音と言えども憤慨する。 そんな莉音をニコニコと見ていた杏梨が何やら呟きながら・・・ 彼女の背中に漆黒の翼が生えた。 しかも左右二対、計四枚の羽・・・ 初めて見た莉音は唖然とし、クロエの方は目を見開いた。 「白い羽は聖天使、妖を浄化する力を持つ者・・・黒い羽は、妖を封ずる者・・・堕天使よ」 クロエと莉音にそう言う杏梨。 クロエの知る限り、堕天使は悪魔の手先だと思っていたが、一連の事を考えるとそうでも無いらしい。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
その他
>
堕天使の成長
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説