港町リャン
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「イーリン…ただいま…」 「ぅん…うん、おかえりなさい。フェイ!」 どちらともなく背中へと腕をまわし、男と女は互いの存在を確かめ合うようにいつまでも抱きしめ合っていた。 やがて太陽も山の向こうへと落ちていき、海の方から空は夜の黒へと変わり始める。朱に染まる空に海鳥の鳴き声が響き始め、2人はそっとその身を離した。 「フェイ…寝るところは決まっているの?」 「いや、戻ってきたばかりだからな…これから探さないと…」 男がそう伝えると、女は嬉しそうな笑みを浮かべ次の言葉を発する。 「それなら、うちに来て? 今の時期なら人手が必要だもの、部屋ならあいてるわ…」 男はそろそろ漁の最盛期だったと思い出す。昔はこの時期になると家族が忙しく、手伝いがなければフェイもイーリンも友達と集まって遊ぶしかなかった、と。
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