独裁者の後宮
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「…で、一体どうした?何かあったか?」 「はい、閣下。これを…」 アナスタシアはジョンに一枚の書類を差し出して言った。 「国内各地で暴れている反乱分子共を鎮圧するため、今以上に政府軍を増強する必要があります。こちらの増兵の命令書に署名と捺印をお願いいたします」 「よし、分かった」 ジョンは書類を受け取ると机の前に座り、命令書に署名しようとした。 「お待ちください!」 ところが、ここでメイリアが“待った”をかけた。 「どうした?メイリア首相」 不思議そうに尋ねるジョンにメイリアは答えず、代わりにアナスタシアに尋ねた。 「アナスタシア国防相、あなたは今『増兵の必要がある』と言ったけれど、この私の記憶が正しければ、現時点でのエスタニア国軍の全兵力をもってすれば、各地の反政府ゲリラの鎮圧など容易いはずよ」 アナスタシアがそれに応える。 「メイリア首相、それは机上の空論という物です。実際は様々な不測の事態の発生により、本来の半数以下の兵力しか動員出来ていないのです」
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