バトル・ザ・ヴァンパイア
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No.38
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ペンネーム
┗ヤマメ
本文
――――・・・・ 「んん・・・あれ? 此処・・・・?!!」 深い眠りの深海から、浮上するような不思議な感覚の中。智は目を覚ます。 まだ完全に覚醒しきっていないその顔は、ボサボサになった髪とマッチして完璧な間抜け顔だ。 そして、眠気眼のまま辺りをキョロキョロと見渡す。フカフカとした高級感溢れるベット。ビンテージ感溢れる室内。 そして、“上半身裸の自分と机に置かれている鞄”に目が止まった瞬間、背筋と脳裏に電流がほとばしる。 一気にフラッシュバックするは昨日の出来事。濁流の様に押し流れてきた記憶に、彼の体はガタガタと震えだす。 (そ・・・そうだ! 此処から、逃げないと!!) そう、脳裏に過ぎった瞬間。彼はベットから抜け出し、イスにかけてあったシャツと鞄をひったくっていた。 靴下はおろか靴も履かず、シャツは汗でベトベト、ボタンもチグハグで見っともない事この上ない。 しかし、今はそんな事など知ったことではない。 今の彼には、“この奇妙な館から一分一秒でも早く出る事”しか頭に無く。それ以外は、全て眼中に入ってはいないのだ。
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